伏見(細田)倫子さん(79期)保土ケ谷区神明社例大祭での奉納演奏
伏見(細田)倫子さん(79期)が、2025年8月24日(日)、保土ヶ谷区・神明社の例大祭にて篠笛などの演奏を奉納されました。
厳かな神楽殿に響き渡ったのは、伏見さんの石笛の音色。澄み渡る響きが境内の空気を引き締め、祭りの幕開けにふさわしいひとときとなりました。
演奏曲は、
「寿の舞」(伏見さんの笛の先生の作品)
「荒城の月」
「和笑翔(わわわ)」(伏見さん作曲)
最初の「寿の舞」は華やかで力強く、続く「荒城の月」では深みのある音色が多くの人の心を揺さぶりました。最後に披露された「和笑翔(わわわ)」は伏見さん自身の作品で、“みんなで和やかに笑い合い、楽しく”という思いが込められています。
伏見さんは「和笑翔」について、凄く簡単な曲でありながら、初心者でも参加できる第二パートを加えているのは“自分が元教師だからだなあ”と実感したそうです。笛は音を出すのが難しいため「無理〜」と思う人も多い中で、少しでも気軽に挑戦できるようにとの思いが込められています。軽やかで明るい響きに合わせて会場からはたくさんの手拍子が起こり、笑顔あふれる時間となりました。
和太鼓の躍動するリズムや花笠の舞も加わり、和の世界が一層鮮やかに広がっていきました。会場にはお子さんから大人まで幅広い世代が集まり、音楽と舞に心を寄せていました。私の他にも保土ヶ谷区在住の同窓生が訪れており、演奏後には記念写真を撮るなど、和やかな交流のひとときとなりました。
神明社は湧き水が湧く自然豊かな境内が残されており、隣接するビジネスパークの高層ビル群とのコントラストが独特の雰囲気を醸し出しています。横浜の街中にありながら、提灯の灯りや夜の賑わいに包まれ、どこか懐かしい祭り情緒を味わうことができました。
さらに、伏見さんと共に演奏された笛のお仲間の皆さんとも嬉しいご縁ができ、演奏後の打ち上げにも参加させていただきました。心温まる交流に感謝です。
記:小林陽子(79期)





